時間軸が半年後にジャンプする。劇的な部分、クライマックスどころだけが出て来るのであらすじは分かる。けど本当に太賀くんや若葉くん、大島さんが考えていることが分からなかった。
一方、ラストで息子に駆け寄ってしまったので想像の余地もなくて何となくアンバランスに感じた。
きっと監督も制作陣も今できるものを作ろうと熱い思いがあったはず。ただ全体的に詳しく語るところと背景の説明不足の稚拙さが少なくなかった。
題材としては面白いのでもっと短い期間の話にしたり、主人公厚久の息子に会いに行く1日をテーマにしたりすると面白くなったのかも。所詮、素人意見ではあるけど。
時々出て来る「大麻やめろー！」とか外国語講師、刑務所での記念撮影なんかのファニーさは石井監督らしくて面白かった。
