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Mommy/マミーのsimaoのレビュー・感想・評価

Mommy/マミー(2014年製作の映画)
4.1
これは地獄のような作品だった。
誇張なくそう言えるほどの閉塞感と絶望感に身が震え、逃げ出したくなるのを我慢しながら何とか観終わった。そんな感想です。
まずアスペクト比が1:1なこと、これが閉塞感をより強調します。
あまり映画では見ない比率ですがこの作品においてはかなり効果的ですね。
クザヴィエ·ドランいわく肖像画を意識したそうです。確かに役者の表情が1枚の絵のように収まり、表情が強調されその空気感がよりリアルに感じました。
そして、なにより世界観ですね。自分自身、障害というものをずっと身近に感じる生活をしているのであまりにオブラートに包まれない生の苦しみや怒り、その裏で揺らめく愛情というものが痛い程伝わってきました。
そこに希望はあるのか、最後の最後まで私には分からなかったが、そこには間違いなく、もがきながら生き抜いている母と子、そして友がいたのだと言える。

追記
作中で流れるWonderwallはあまりに世界とひとつになっている。
この作品は多くの音楽が流れるがこれはその中でもかなり特別だと感じた。
そして、この時と母の夢のシーンだけアスペクト比が1:1.37に戻っている意味を理解するには十分すぎる演出になっている。
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