初めてダルデンヌ兄弟の作品を観たけど、他のもこういう感じなんだろうか。
だとしたら、他の観るのに結構気合いいるな…と思うくらい、現実味のあるえげつない設定で辛すぎた。
バックに音楽でも流れれば、少しは気も紛れるのに、余計なもんは一切足さず会話と彼女を追う映像のみ。途中、カーステレオから流れる音楽にめちゃくちゃ癒された。
でも、あの厳しさを痛いほど感じたからこそ、人が他人や社会に揉まれて少しずつ逞しくなってゆくような変化を細やかに感じられたんだろうなぁ。
乗り越えた先に待っていたのは、達成感。
悲壮感漂うマリオンコティヤールの演技もお見事。
マリオンコティヤールって、真木よう子っぽい
