このレビューはネタバレを含みます
別に言わなくて良い事をわざわざ言ったり、嫌な言い方をしたりなんだり…。
世界遺産であるカッパドキアを舞台に、ホテルや店を経営して裕福な男性と、若く慈善事業に精を出す妻と、離婚して出戻った主人公の妹を中心に、貸している家の家賃の遅れやら、妹との思想の違いやら、妻の慈善事業の甘さを指摘したりとなんだかんだずっとギスギスしている。
まぁ何が正しいって事はないんだけど、全員社会に出て暮らしているとそうしなければならない"大人としての態度"が足りないような…。家族としての甘えがあるのかも知れないけど、言い方~とか言わなくても良くな~い?みたいな会話をずっと聞かされる。
まぁ奥さんに関しては若くして結婚して本当に世間知らずのまま、ある種の劣等感とか社会不参加感とかで慈善事業を始めたのかも知れないけれど、考え方が幼いまま成長する機会がなかったんだな とは思った。
洋画に出てくるお金持ちの妻って大体こういうチャリティとか社会貢献的な事やってるのってそういうところから来るのかなぁ…それとも宗教観もあるんだろうか。
家賃滞納家族の弟は物凄く腰が低くて良い人感があるのに、最初に問題になった兄の方は無職のカスだと思う。
プライドで食べていける人間なんて誰もいないのに。
で、夫のお金で善行しようとした妻の前でそのお金を燃やす。バカみたいな男のプライドと、単純にバカな妻のコラボレーション。
そいでなんかこう…やっぱりイスタンブールには行かずに割とすぐ帰ってきて、妻にごめんね…やっぱ好き…言わないけど…みたいに思って、美しい雪の降るカッパドキアを映し出して終わり。
真剣に観るぞって心構えと、家具の搬入の予定とかない日に観ればまだマシだったかも知れないけど…。
みんなちょっと離れて暮らせば~?とか思ってたら終わってしまった。
仲良くしなよ~