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アメリカン・スナイパーのしのレビュー・感想・評価

アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)
3.9
みてからに戦争映画。
クリント・イーストウッド監督。

父の影響をうけた兄弟の話で、戦争へ夫をおくった家族の辛さや悩みのはなしで、戦争へ行った本人の苦悩の話。

銃に対する感覚は、日本にいる自分にはわからないが、アメリカ、主に南部(田舎)のひとの感覚が垣間見られる。
銃と言えば南部?


戦地から帰ってきても、少しの物音に反応してしまったり、国に戻っても戦地のことを考えそわそわし、次第に家族関係がギクシャクし始め、戦争が与える人への影響を大きく大きく感じた。


主人公は、ワーカーホリックで、家族を顧みない夫ともとらえられる。


日本でも、ワイドショーなどで、たびたび戦争の話が出るが、実際の状況は語られない。
敵・味方の話ではなく、そこにいる人間にどういう背景があり、何を考え戦争に赴いているか、ということとか。

それはわからないが、いままで?そのブラックボックスであったグレーな人の感情を描いた映画と感じる。


戦争ものは好きなのでおもしろい!
(実をもとに映画化したものなので、おもしろいは不適切な言い方かも)


ただ見方を変えると、戦っていた?いる?相手がこの映画をみたら、と思うと恐ろしくなる。


吹き替えでみたが、こどものことを「ちびすけ」といってて好印象。自分と重なる。
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