菅藤浩三

アメリカン・スナイパーの菅藤浩三のレビュー・感想・評価

アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)
3.4
2001年テロを契機にはじまった中東での戦争で、やたら狙撃がうまいクリスカイルが主役。監督はクリントイーストウッド。人がバンバン、シュート(狙撃)されるのでR指定も当然、アメリカでも反戦なのか好戦なのか物議を醸しだした作品のようです。ずっと銃撃戦が描写されるので、クリスカイルの仲間もまた無傷でいられず(失明・戦死・PTSD)、クリスカイルは平時よりも戦場にいる方がはるかに生きてる感じになってしまう、リアルもクリスカイルは平時に不意に射殺されるんですね。子供が兵器をとろうとする瞬間に標準は外さずとも「とるなよ、とるなよ、、、とったら撃っちまう」とつぶやくシーンが印象的、どうにか子供はとらずにすんだけど。他方、爆弾を手にとった子供と女を立て続けに殺すシビアなシーンもあります。主演はアカデミー賞ノミネート常連のブラッドリークーパー。アカデミー賞で音響編集賞を受賞したそうだけど、撮影賞でもよかったのでは。
菅藤浩三

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