なちゅん

ロスト・リバーのなちゅんのレビュー・感想・評価

ロスト・リバー(2014年製作の映画)
2.8
ダークファンタジーというか、オカルト的というか。
ストーリーもそうだけど、主人公に据えられているボーンズの視点に加えてビリーの視点やラットの視点なんかもあって、あんまり集中できなかった印象。
結局呪いは解けたのかとか、デイヴの見世物小屋はなんだったのかとか、なんかモヤモヤが残るけど、駄作だったとは思わない。その辺が不思議。
装飾とか美術的なところはすごく、なんとなく、好きだった。

取り留めのなさやストーリーを上回る色鮮やかさと芸術性、唐突に挿し込まれる残忍な暴力性はレフンのそれに似ていて、ゴズリングはやはり彼を師としてるのかしらなどと思ってみる。同時に、レフンに影響されながらも寄りすぎない、ゴズリングの映画を観たいとも思う。
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