ホーガン

アイランド・オブ・ザ・デッドのホーガンのレビュー・感想・評価

2.0
(サイテー映画はサイテー映画としての愛すべき点を評価しています。)

サイテーゾンビ映画月間、今回も「ヘル・オブ・ザ・リビングデッド」のヴィンセント・ドーンことブルーノ・マッティの作品。先日レビューした「ゾンビ2009」の前編に当たる。

それにしてもブルーノ・マッティ、よくこれだけのクソ映画を量産できたなぁと感心してしまう。毎回のように演技は度下手、脚本も酷くてクソつまらない。それでもこれだけたくさんの作品を出せてきた理由があるのだろう。フィリピンなどの撮影現場で人を集めて速攻で撮影するという独特の低予算製作のノウハウがあるのか。

本作も酷い。ゾンビ映画なのかオカルトなのか、超自然現象に一貫性もなく、ただお化け屋敷のように脈絡のないホラー演出が繰り返され、出演者の演技もブルーノ・マッティ作品の中でも相当酷い部類。ゾンビがカメラ目線で見得を切ったり、普通の船に自爆ボタンがあったり、色々と突っ込みどころも満載。ただ、突っ込みどころの笑いよりも「つまらなさ」が買ってしまっているところでこんな評価になった。サイテー映画の好事家にもあまりオススメできない駄作であろう。
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