ゾンビによって混乱する世界において、ゾンビに襲われてもゾンビ化しない唯一無二の特性をもった主人公が、今は離れて暮らす幼馴染の少女を救うべくひた走るお話
のはずだったんでしょうけど、なんか色々と台無し
ゾンビに襲われてもゾンビ化しない設定は偶然もらった試薬品のおかげだし、ゾンビ化しない特性を活かして人々を救ったり八面六臂の活躍を見せることもないし、何ならそういった特性があることを隠しているためそもそも設定自体が不要に見えます
そこまでしてでも探し求めた幼馴染といよいよ感動の再会かと思いきや家に行ったら普通に生活していたとか、いやそこは避難所でボロボロになっててあげなよ!
そしてクライマックス、試薬品もとうとう最後の一粒を残すのみとなり、これを自分で消化するくらいなら然るべき機関に届け事態の鎮静化を図ろうとしたまさにその時襲い来るゾンビの群れ、最後の一粒を幼馴染に託しゾンビを引きつける主人公!主人公の最期の望みを叶えるべく涙を流しながら走りだす幼馴染!感動のフィナーレ…
となればまだ感動が持ち直したかもしれませんが、正解はちょうど薬の効果がきれたタイミングで襲われた主人公はあえなくゾンビへと姿を変え、それを幼馴染が撃ち殺しひとり歩き出す幼馴染の背中をとらえたショットで終わり
これは…素晴らしいとしかいいようがありませんね
どうやったらこうもグダグダな方向に舵をきれるのでしょう
まあ、大好物なんですけどね