いつかの連休の最終日、まんが喫茶で人生を浪費してる時にみた。そのときのメモを頼りに今思い出している。
ほとんどを台湾で撮影しているのに、ロケーションには身近な素朴さがある。観光地を目指す自転車が通りすぎていく町や家屋の雰囲気は、日本の小綺麗バージョンみたいな、でもちょっと違うような、独特の異国感に満ちていた。
ちょい綺麗めな田舎っぽい台湾の風景。日本ってどこもかしこも汚いんだよな。人で町で家で道路で、醜くて汚い。物語も撮影も台湾人の優しさに助けられたような感じがするけれど、うまい具合に小規模旅行らしい雰囲気が立ち込めており、とても気に入った。
傷心の黒川芽以がたくさん食べていて幸せ。イライラしたら飯を食おう。とりあえず、何で気持ちが落ち込んでるのか考える前に、腹が立っているときは一先ず腹になにか入れること。ひもじい、寒い、もう死にたい、不幸はこの順番で来ますのや。
もう一回頑張るって決めるまでの小休止。ネガティブを潰すのは、没頭するなにかをみつけると。女の子ふたり、ママチャリ台湾見聞録は、僕の新台入れ換えルーティーンよりもはるかに健全な小休止だと思う。
