キョンシーのイメージが初期の可愛い子供のヤツで止まってたので、ダークでスタイリッシュなキョンシーに驚いた。CG多用で、アクションも良く、キョンシーや幽霊もヴィジュが良い。清水崇プロデュースだったのかぁ。何か解る。結構、面白かったんだけど、ラストが残念だった。
霊幻道士役の有名俳優だったチンは人生に絶望し、死に場所として、幽霊出没の噂のある団地の2442号室に入居し、自殺を図るが、引退した元霊幻道士ヤウに救われた。 ヤウの食堂でチンは、団地に住む皆の繕い物等をする人の良さそうな老女ムイと出会った。 ムイは気難しい夫トンと2人暮らしだったが、ごみ捨てに行き、階段から足を滑らせて死んでしまう。ムイは、団地に住むもう一人の元霊幻道士ガウに夫を生き返らせる様に依頼するのだが…。
ネタバレ↓
チンの2442号室は、フンと息子パクが夫と暮らしていたが、夫が家庭教師をしていた双子の片方を強姦し、妹に殺され、その後妹も自殺した。現場を目撃したフンは精神を病み、双子は最強の悪霊となった。
フン親子の為、ガウに悪霊退治を依頼したが、双子の悪霊が強力で、ガウとチンがピンチになった時、ヤウが参戦し、双子の悪霊を棚に封じた。
ムイは、ヤウの指示でトンをキョンシーに変えていた。トンは、パクを食べ強力に。一方、パクを探すフンは双子の封印を解いてしまう。パクの為、フンはキョンシーと戦い初め、チンが助けに入るも重症に。キョンシーには双子の悪霊が入り、更に最強になった。ヤンはチンを秘術により、煙草1本分の時間だけ戦えるようにし、キョンシーと戦わせますが、絶体絶命のピンチになり、ヤンはキョンシーを自分達ごと墜落させ倒しました。ムイが現れ、キョンシーの前で自殺。
場面が変わり、アパートの住人達は何事もなかった様に暮らしていて、チンは、アパートで首を吊って死にました。全てはチンが見た夢だった。
まさかの夢落ち…。倒して終わりで良くないか？夢落ちは欲しく無かったです。
こう言うのが一番萎える。
キョンシーのヴィジュアルが気持ち悪くて結構好きだったし、子供を容赦なく食べちゃうのもアリだった。双子の悪霊の無数にヒラヒラ伸びる赤い線も戦いも激しめで良かっただけに残念でした。
でも、霊幻道士の雰囲気ってもっと暗く薄汚い感じが不気味で魅力だった気がします。イメージが代わり過ぎで、綺麗過ぎたのもちょっと違う気がした。楽しかったけど…。
