天の茶助の猫田のレビュー・感想・評価

人物設定にやたらインパクトがありすぎて、面白いように話がぶっ飛んでいく感覚。大筋のストーリーがベルリン天使の詩に似たような設定で、SABUさんこんなロマンチストだったっけ？と一瞬考えてしまった。でも、シャッターの降りた薄暗い商店街の疾走シーンやら、往年の監督らしさを感じられるハードさを感じられる映像も多少なりあった気がする。舞台は沖縄のはずなのに、劇中に漂う雰囲気は香港っぽいのと、土佐弁を喋くる松山ケンイチと、ラストの独白が良い