えらいこっちゃ！この映画のジョニーデップの演技は国宝級。観ている側も生死の狭間を体験できる程の怖さ。たたでさえ底無しの恐怖を与えてくるのに、ところどころの奇妙な優しさが人間味を生んでより怖い冷酷な怪物にへと創り上げられています。もともと演技上手いと思っていたが娯楽性一切なしの演技がここまで上手いとは。
「ファーナス訣別の朝」で思い、本作で確信しました！自分この監督のスタイル大好きです！ストーリーを簡易的なものに役者の演技を最大限に引き出し、役者魂で観客を魅了するスタイル。
ジョニーデップが相当強烈だったのにも関わらず、その他ジョエルエガートン、カンバーバッジ、etc...もよく引き立てられててスコットクーパー監督の演出力にもビビり散らかされました。
前半は盛り上がりがなく少々退屈なところがありましたが、本作はキャラクターが豊富なのでキャラクターをよく知るのには最適だった。後半は覚醒し続ける悪に度肝を抜かれ、さらに何かを抜かれます！
正直言ってかなり地味な作品でしたが、だからこそジョニーデップの異常なまでの悪が輝いたのではないかと思います。
驚かせるためのホラー映画よりもヒヤヒヤする作品でした。
この監督。どんどんワルくなっていく（￣+ー￣）
