くますけ

メビウスのくますけのネタバレレビュー・内容・結末

メビウス(2013年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

巡る巡る。
気持ちも、人も、性器も。

台詞がひとつもない。
叫び声、あえぎ声、泣き声以外声もない。
物語からリアリティを排除するためだろうか。
医者さえ喋らないので切り取られた性器の状態も想像するしかない。

再び家族が一同に介したときの、
起きる変化が興味深かった。
それぞれが相対するふたつの感情を抱えている。
満たしたい欲望。それを許さない自我。
3人が絡み合って泣いているシーンはまさにそれで。
ああ、メビウスだと納得した。

最後の方まで母親と女が同一人物だと気づかなかった(笑)
おっぱいを見て確信しました…
あんな立派なおっぱいが一作にふたつもあったらギドクはよっぽどのおっぱい星人だからな(笑)
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