Osamu

グッド・ライ いちばん優しい嘘のOsamuのレビュー・感想・評価

4.0
スーダン難民兄弟の生きるための旅の物語。

難民のアメリカでの話だと思ってたけど、物語は生まれ育ったスーダン南部の村が北部兵士に襲撃されるところから始まる。そして隣国難民キャンプまでの長い長い旅が描かれている。数千キロを歩く、子供たちだけのサバイバルな旅だ。この旅はこの映画の大きな見所だと思う。

そしてアメリカに渡る。アメリカでは文化の違いで笑わせてくれたり、感心させられたりする定番のパターン。「奇跡の食べ物ピザ」は面白かったな。鶏のジョーク自体は何が面白いのか分からなかったけど、彼らが笑い転げている様が面白かった。

アメリカでの暮らしの中でも彼らは生きる苦悩を味わう。主人公マメールの苦しみは切なかった。

この映画で印象的だったのは、アメリカに行けることが分かったシーン。喜びが爆発していた。

2014年、日本の難民申請認定数は5000人中たったの11人。この事実が重い。
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