みっちゃん

グッド・ライ いちばん優しい嘘のみっちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

4.6

このレビューはネタバレを含みます

難民という立場の人の辛さ悔しさ苦しさもどかしさ、を私が強く感じた。

私なら理不尽に居場所をなくされたり、理不尽な理由で自分が苦しい思いをした時、とても怒りを感じ、攻撃的になると思う。
けれど彼らはそれよりも自分が生きていくため、家族を守るため、仲間を守るために、怒ることや攻撃することをせず、周りに感謝し自分にできることを精一杯して、生きていた。

生きる中での謙虚さ、強さ、優しさがとても自分にとっては感銘を受けた。
彼らの謙虚さや優しさが、周りの反応を変えたと思うし、それが居場所作りに繋がっているのかな、と思った。

この映画では、グッドライ、いい嘘をついて仲間を守る、それが結末となっていた。この場合はそれぞれの生き方、やりたいことが合致していて、いい結末だと思った。
でも私は、虐げられている人、理不尽な立場の人こそわがままを言うべき?聞き入れてもらうべきだと思うし、本当なら兄弟全員が同じ場所で楽しく暮らせるようになることが本当のいい結末だと思う。

この映画を見て自分には何ができるだろう、、。まず地理や歴史を学び彼らを知りたい。
その後にそれぞれの人の背景を知りたい。

テオにはテオの背景があり、ジェームズにも背景がある。
いろんな人と関わる上で、もしも私が知れるなら、その人の背景にある歴史を知ってから関わることは、大切にしたいな、と思った。