たもりの考察兼記録

海街diaryのたもりの考察兼記録のネタバレレビュー・内容・結末

海街diary(2015年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

ストーリがぎくしゃくしている分、映像のほのぼのさがそれを中和している感じ。

鎌倉行って、しらす食べたくなった。浴衣着て花火見たくなった。ちくわカレー食べてみたくなった。桜見たくなった。手作りの梅酒飲みたくなった。缶ビール飲みたくなった。夏が恋しくなった。日本が恋しくなった。友達と家族が恋しくなった。

主人公が全員女性で、男性はみんな脇役。母親は出てくるが、父親は亡くなってる設定で出てこない。すずは、男ばかりのサッカーチームで活躍する。ゴールキーパーも女子。この映画の監督は男性。
女性が主役、特に、出てくる女性一人一人がしっかりとしているという点では、ジェンダー問題に一歩踏み込んでいるように感じた。ただしかし、男性の監督ということで、男性目線 (Male gaze)が随所に見られた。セクシャルなシーンはほとんどないが、男性は特に「楽しめる」作品だろう。

姉妹3人でもちろんキャラが立っていたが、あれは一般的な産まれた順の性格をそのまま反映しているのだろうか。(ステレオタイプ)

綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず、リリーフランキー、樹木希林、その他、全員名の知れた女優俳優をこれでもかと言わんばかりにふんだんに起用している。仮に、演技力は変わらずで、無名の女優俳優を起用して同じ作品を作った場合、どのような感じになり、またどの程度人気を得ることができるのか気になった。
にしても、リリーフランキーと樹木希林は良い味出してるわぁ。何十年ものの梅酒やろか。

特に目立った撮影方法や技術は無かったように思う。平坦。凡。

鎌倉行きたい。以上。