このレビューはネタバレを含みます
さ、す、が。。。
久々に観ながら大号泣してしまった。
文化大革命。
出来事として世界史で習ったり、ニュースでちらっと映像を見ても、なかなか私たちにはイメージができない。
知識のある人や、芸術家、富のある人、が片っ端から連行され、中国の優れた文化や文化財は全否定されていた時代。
特に駅に向かうバスや駅の映像では、人の動きも淡々と粛々とした、人民服一色の世界。
しかし文革終了後の描写ではバスでは無秩序に押し合いへし合い乗り込んだり、駅を行き交う人々は髪をパーマをかけたり花柄を着たり…生き生きした街の様子も要注意だ。
兎にも角にも設定が悲しすぎる。
誰も報われたようで報われてない。
文革は終わった、でも家族の負った傷や影響は癒えることもないし、元に戻ることもできない。
この時代を振り返られる時代に生まれたからこそ、歴史から学ぶことはたくさんあるはずだ。
そして、"普通な毎日"を送れる幸せを噛み締めたいし、