みずけん

X-MEN:アポカリプスのみずけんのレビュー・感想・評価

X-MEN:アポカリプス(2016年製作の映画)
3.5
Xmenシリーズが、ディズニーのテコが入る前に自己崩壊していたとはっきりわかる作品。

シリーズの持っていた、人間の抱えるコンプレックス、社会からの疎外感、孤独感といった本来のテーマは完全に消え去り、ただのバトル漫画になっていた。

もうジャンプアニメとか野球の試合、ワイドショーのニュースと同じ。胸熱な展開と派手なCGで電気信号的にドーパミンを放出させるドラッグでしか無く、虚無感の塊。見ている間だけ気持ち良く、その後に残るのは空虚。


また今までのフィルム撮影とは打って変わってデジタル撮影になってしまったのも痛い。全く重みの無い、いかにもフェイクな絵。0と1からなるデータの羅列。
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