今回は時間軸の行き来の話はナシ。だからそこまでややこしくはない。
ナシだけど、長い眠りから覚めた太古の昔の超人、ミュータント1号、全てのミュータント始祖みたいな奴が敵。ある意味、敵が時間軸を超えて過去からやってきた。
そして、過去何度も繋がりかけて繋がらなかったX-MENの初代の世代チャールズ(プロフェッサー)、エリック(マグニートー)、レイブン(ミスティーク)、ハンク(ビースト)の4人が紆余曲折の末の繋がりが見どころ。
前作で世界的に英雄化したレイブンが、今までの自分の辛い過去や個人的な思いと向き合いながら、覚悟を決めて前を見て、他3人と共に後に続くミュータントたちの先頭を行く勇ましい姿に心を打たれる。
そして、スコット(サイクロップス)、オロロ(ストーム)、ジーン(フェニックス)、カート(ナイトクローラー)など次の世代が続く。
これが次の引き金になるとも知らずに•••。
アポカリプスも今までの敵とは桁違いで規格外的に強かったが、ジーンが強過ぎる。その強過ぎるジーンが次の引き金なので、もうどうなるのか、いや、もうどうしようもないな、と。力のインフレ、止まらんな、と。と、ジーンの力、強いのはわかったけど、何がどうできる能力なのかよくわからんな、と。
それにしても、アポカリプスは思想と悪を秘めたパワーと推進力、唯一無二の強大感は恐ろしく絶望的だったが、その力を使いこなせてない、というか、頭が良くないのかも知れない。
昔はその戦い方で十分だったかも知れないが、今でそれはちょっと通用しなかったな、みたいな。
あまりに過去の自分が絶対的存在過ぎて、過信して足元掬われたな、と。
もっと頭使うなり、講釈垂れずに隙を見せずに容赦なくガンガンいけばもっとあっという間に世界を浄化して支配できただろうに。
もったいないラスボスでした。