チチを撮りにで知って、湯を沸かすほどの熱い愛で大号泣させられた監督の作品を鑑賞。
なんだ、また大号泣。
本質的に監督の作品はやっぱり家族をかたちづくる幾つかのピースがかけている。
本作品は三つの理由で壊れてしまった家族の話。
日々顔を突き合わせている家族がいかに儚くて奇跡的なものなのか、そんな家族を破壊するような出来事とそこから満たされていく家族の愛情と人間の強さとでもいうのか。
生身の人間の弱さがあまりにも描かれ過ぎていて切なくもなるけど、家族に対する愛情は日常から抜け落ちた時にこそ支えになるのだと涙ながらに思った。
水中メガネに溜まるほど涙…流すような経験をする人生なんてありがたいことに想像すら出来なくて涙が出てきた。
いずれにしても本作も心撃たれる良作だった。