ゆき

沈まない三つの家のゆきのレビュー・感想・評価

沈まない三つの家(2013年製作の映画)
3.4
両親

父と母。天秤にかけるのは難しいのは幸せな証拠である。
「お母さんの方が、一瞬早く私を見たから」娘がどちらかを見切るのは感情の揺らぎにハマるかハマらないかの差だと思う。
かけらが至る所に落ちていて、気づけば繋がっていく展開。
沈みそうで、沈み切らない。沈まないためにあがく人たち。
ふっと気持ちが温かくなるような瞬間と、少女たちと一緒に気持ちを曇らせる瞬間が入り混じった70分でした。
店長のお話が一番好き。

×××
両親の離婚を機に選択を迫られる姉妹。亡き父への後悔を抱きながら病気の叔父と交流する少女。川に落ちた息子を取り戻そうとする妻。川にまつわる3組の家族の話。
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