えでぃ

アイアンクラッド ブラッド・ウォーのえでぃのレビュー・感想・評価

3.6
ロチェスター城の戦いから5年が過ぎた1221年、ケルト人侵略者によって父親を傷付けられたヒューバートは、ロチェスター城の戦いの英雄で従弟のガイに助けを求めるが、人生に幻滅した彼は酒と女に溺れ、金のために戦うだけの男に成り下がっていた。



奇しくも今年、スコットランドの独立選挙が実施された。
この物語では理不尽なケルト人だが、その後の歴史を見ると、イングランド人の非道さも負けていない。

この時代に誰が傭兵だとか、そうではないとか関係なかったのではないだろうか。
戦いが多い時代では流れ者も数多くいたと思われますし、無くなった部族の残党もいた事でしょう。
そんな連中は、生きるために傭兵になっていた事でしょう。

ここでも4人の傭兵がイングランド側の助っ人になるが、従弟のガイだけは金ではないものを抱えている。

心を失う戦いが続くのも仕方ない残虐性は、戦いに於けるルールがなかった時代とも言えるでしょう。

しかし最後の戦いの決着は如何なものだろう。
あの形で真剣勝負と言えるのだろうか。

それまでが良かっただけに、最後の最後で違和感を感じました。
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