久しぶりに素敵な音楽映画に出会いました。
ミュージカルじゃない、音楽映画、です。
音楽は日常の景色を変えてくれる、そんな「音楽の魔法」を知っていた筈なのに、年齢と共にすっかり忘れていました。
二人で同じ音楽を聴きながら街を歩きたい！
相手がいないから、とりあえずプレイリスト作って明日一人でやってみますｗ
きっとイライラする朝の通勤風景も、夜のやかましさも変わって見えると思う。
グレタは勿論、出てくる人たちが全部魅力的！
ダンみたいな人は、今の利益主義の音楽業界には居場所を持てないひとなんだろうな。だって野外レコーディングでは子供にみたいに楽しそうで、それが家族の再生に近づいていく･･･これも本人は自覚なさそうだけどｗ
野外レコーディングをするメンバーは、ダンも含め、ただただ音楽を楽しんでいる。
もちろん成功した恋人が悪いわけじゃない。スターになることもひとつの夢だと思う。
でも裏路地の子供たちを巻き込み、警察の目を潜って、何故かボートに乗って（笑）演奏してるみんながホントにキラキラしてて、わくわくして涙すら出そうになった。
全ての立役者は、尋常じゃない様子のグレタを何も聞かず抱きしめ、居候させ「美味しくなあれ」と紅茶を入れてくれ、ステージに上げてダンとの出会いを導いてくれた優しいスティーヴだと思うんだけど、全然フューチャーされないのね(笑)
他のみんなも、みんな魅力的で、スピンオフを見たいくらいｗ
ラストも良かった。エンドロールの音楽が最後の展開にぴったりハマって、コントのように爽快なラスト。
今後ダンがどうなるかは心配だけど(笑)最後まで文句のつけようが無かったです。
最高の作品です！
