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ザ・レイド GOKUDOのペインのレビュー・感想・評価

ザ・レイド GOKUDO(2013年製作の映画)
4.3
暴力映画好きの方々が傑作と推していて、“PART2好き”としてもいつか観ねばと思っておりようやっと鑑賞。

前作はタイトな尺と限定空間でもって魅せる、息つく暇もない無駄のないソリッドなアクション映画だったが、続編は尺も40分程引き伸ばされ、物語の幅が増幅し、色んな要素を詰め込みじっくり魅せていく。

予算が増えたことによるものか、一段と華やかにスケールアップし、画作りなんかも同年公開のレフン監督『オンリーゴッド』を思わせるようなアーティックな画作りが随所で見られる。なので『ブルータル・ジャスティス』等のS・クレイグ・ザラーの映画なんかが好きな人は恐らくPart2の方が好きだと思う。あと個人的にはこのシリーズ、『アウトレイジ』の1と2の関係性に通ずるものがあるなと思った。

日本人キャストをもう少し絡ませて欲しかった感はあるものの、ベースボール・バットマン⚾やハンマーガール🔨といった魅力的なキャラクターや、刑務所での泥まみれ格闘、ザラー映画にも通ずるくどいアップの顔面破壊描写等、いちいち各ディテールが見応えあり超楽しい。
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