風来坊

ザ・レイド GOKUDOの風来坊のレビュー・感想・評価

ザ・レイド GOKUDO(2013年製作の映画)
4.5
過去レビュー投稿。

非常に面白かったのですが、この邦題は無いですね…。
GOKUDOってGOKUDOはいいようにされるだけで殆ど見せ場ないです(笑)
この邦題付けた人はホントに映画観たのか疑問に思う。
ザ・レイド2で問題ないでしょうに…。

日本人出演者も出番少ないし…北村一輝さんの扱いなんてホント酷い…。
松田龍平さんと遠藤憲一さんは、そこそこ見せ場がありました。
本作も楽しませて貰いましたが、個人的には前作の方がやっぱり好きです。
前作ほどのギラギラした荒々しさと熱いものを本作は感じる事が少なかった。悪い意味で洗練されてしまったかなという印象。

潜入捜査というテーマもあってテンポも前作のような、最初から最後まで怒濤の展開という訳にも行かずちょっとだれる部分もあります。
何よりも2時間30分の上映時間はちょっと長いと思います。

ですが相変わらずアクションシーンは痛みが伝わってくるリアル感で、迫力があり凄まじいの一言に尽きます。
ラストバトルは前作の展開に似ていて壮絶な戦いで圧倒されます。
反転する映像ブレを利用した荒々しい映像を生んだカメラワークは素晴らしい。

ストーリー的には捻りも少しはあって良いのですが、やはりGOKUDO達の存在は必要だったのかという疑問が湧き出てきます…。
GOKUDO無しでも十分に成立したと思いますね。
やっぱり日本ウケをムリして狙ったんでしょうかね。

お話的には前作は越えられなかったものの、その壮絶アクションとバイオレンスは健在で、思わず顔をしかめてしまうリアルさは前作を越えていると思います。アクション好きの私はスゴく楽しめた作品でした。
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