ちょうどいい

チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛のちょうどいいのレビュー・感想・評価

4.3
画家への支援がプロテスタントから商人へ移ったオランダ黄金時代のバロックそのものが堪らない。

構図や光角、色彩、衣装、デルフトのタイルが美術好きの好奇心を掻き立てる。

もちろん浅慮な奸計をめぐらすストーリーも割と面白い。

絵画好きでなくても楽しめる。でも絵画好きならなお一層楽しめるのでは。

評価が3.5(2024/01/29現在)と低いのは、夫への同情と姦通への不寛容の表れか。

にしても、日本の副題は何とかならないのか?

ヴァニタス