チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛の作品情報・感想・評価

「チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛」に投稿された感想・評価

アメブロを更新しました。 『「チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛」チューリップへの投資で明日のわが身が決まるなんて。』
https://ameblo.jp/yukigame/entry-12411517869.html
J

Jの感想・評価

4.0
・物語★★★★
・配役★★★★★
・演出★★★★
・映像★★★★
・音楽★★★

とにかくキャストが豪華ですね!✨
あまり話題になっていないのが不思議なくらい。

“フェルメール・ブルー🦋”の衣装に身を包んだA.ヴィキャンデルの姿からは、芸術性の高い高尚な作品かと思いがちですが、むしろ、世俗的でとっつきやすい作品です。
だって、テーマはいわゆる“ゲス不倫”ですから…😓

あの“計画”を実行に移しちゃうなんて、もはやゲスどころじゃないですね。
悪役やクセモノのイメージの強いC.ヴァルツですが、今回ばかりはかわいそう…。
彼にバレそうになるくだりが中盤随所に容易されていて、それがまた観客の心臓を締め付けてくるわけです🤢

T.ホランダー扮するチョットふざけた医師の存在は、唯一の癒しでしたね。

タイトルにもある“チューリップ🌷”は、中盤にかけてはやや影を潜めますが、ラストに至る重要なキーアイテムとなっています。

D.デハーンとは『ヴァレリアン』に続く共演となる“マユ毛美女”C.デルヴィーニュが、チョイ役かと思いきや意外なキーパーソン。
チューリップに勝るとも劣らず、登場人物たちの運命を掻き回してくれます🌀

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劇場用パンフ★★★
全22ページ。
文面の内容は薄いですが、劇中カットがとにかく豊富!
中世オランダ🇳🇱の世界観と衣装の美しさ👗を余すところなく掲載しています。
歯車がどんどん悪く回っていき、後に引けなくなるおはなしwithエロティックアリシア。

ご主人に隠れて…系の定番的ストーリーで、何度もヒヤヒヤしたり、おいやめとけやめとけてなる。
「でも最後はきっとこうなるんだろうなぁ」て想像してた。
がしかし、冒頭にも書いたとおり後に引けず、めちゃくちゃなことになります。
そうして一番純粋な人がすごく哀れになるこの悲劇、もう見てられない…

にしてもカーラデルヴィーニュはなんだったの?笑
チョイ役なのかなんなのかすらもよく分かりません。中途半端。

でも1番言いたいことはそんなんじゃない。気に食わないのは、無理やりハッピーエンドにしたこと。また中途半端だ。
どうせならトラウマ級の悲劇にしてくれよ。
「もう二度と観たくない❗️」とまでは思わない、そんな映画でした。
17世紀、スペインから独立したばかりのオランダが黄金時代といわれた時。
世間の人たちは絵画とチューリップの流行に心を弄ばれていた。
投資家と収集家が多いこの時代に上記の2つが貧民でも大成功を収めることができたのだ。いわゆるバブル時代。
このバブルが束の間ということを信じない野心家たちはバブルが弾けると共に何人も路頭に迷うことになる。

そんなバブルが弾けるほんの少し前、ある修道女が親子ほども歳の離れた男に嫁に行くところから始まる。

ポスターや予告編を観る限り分かりやすいが、内容はまるで昼メロ。が、誰一人ドロドロとした愛憎渦巻く話ではなく、皆が純粋に愛を求め、綺麗ではないが、スッキリと終わらせてくれる。

冷静に見れば、こんなに純粋な終わりかたをする不倫映画があるものかと思ってしまうが、わりと悪気の無い一人一人の行動がこんなにも不条理に事を進行するものかとため息が出てしまう。
運命とは面白い。

アリシアヴィキャンデルは「トゥームレイダー」よりやはり悲劇的な無垢な少女のドラマが似合う。
彼女は本当に綺麗だった。
デインデハーンはもう言うこと無しでかっこいい。
ゆー

ゆーの感想・評価

3.8
とにかく映像が美しくテンポ感が良い作品。
終わりも余韻が残って良い…はず、なのだがどうしてもモヤモヤしてしまうのは途中の展開のせいかもしれない。
アリシア・ヴィキャンデルの美しさは必見。それだけでも観て良かったと思えます。
総括するとオススメです。
ardant

ardantの感想・評価

4.0
偶然にも、この映画を観た日、世界同時株安が襲った。私も、資産と呼ぶほどではないにしても、その一部を帳面上、失った。先人はうまいことを言ったものだ。汗水たらして稼いだものでないものは、「あぶく銭」だと。文字通り、「バブル」だ。

我が国が前世紀末に経験したバブルを話題にする時に、いつも引き合いに出されるオランダのチューリップ・バブルの時代が、この作品の舞台である。

主人公の女は、自らを孤児院から救い出し、跡継ぎを残すために、大事にしてくれた夫を、画家との逃避行を企むことによって、裏切ることになる。
そして、その企みの進行する過程で、夫の愛情の深さを知る。

逃避行に失敗した後、彼女は、画家との恋を、こう述懐する。「あれは、一時の熱情だった」のだと。世の中が、チューリップで浮かれていた時、自分も違うものに突き動かされていたのだと。

いつの時代でも、何かに踊らされ、熱狂し、宴の後を迎えるものがある。そして、人は、学習したように見せかけて、また、繰り返す。

この作品のラストの描写はにくい。「潔い決別」と呼んでみたい。
脚本がトム・ストッパードのためずっとclip!して楽しみにしてたのに、公開未定になったり紆余曲折あったみたいが、やっとこさの劇場鑑賞。

最終的に主演がアリシア・ヴィキャンデルで音楽がダニー・エルフマンと俺得になったわけだが、うーん、誰得な出来だった。

フェルメールとその絵画に着想を得た登場人物と衣装、それに対してトム・ストッパードお得意のちょっとの誤解とほころびが絶妙にテリングしていく脚本の巧さ、が残念ながらどっちも中途半端。

『大奥浮世風呂』級のシニカルさがあるんだから、いっそクリストフ・ヴァルツが無双するマカロニ展開の方が楽しめたのに。

ま、そんな展開になるはずもなく、脚本を忠実に映像化しただけのジャスティン・チャドウィック監督にはただただがっかり。
もしジョン・マッデン監督がメガホンを取ってたら、なんて思わせた時点で失敗作だと思う。厳しいけどね。

『恋に落ちたシェイクスピア』でトム・ストッパードの脚本を見事に映画化したジョン・マッデン。
創作と現実が入り混じった展開なんかまんまなのに、こうまで差が出ますかね。

でもやっぱりお話は上手いんだよなあ。
肖像画に秘めた愛って副題は蛇足以外の何物でもない。
☆☆☆★
一つの時代を描いた作品としてよくできていると思った。
街の喧騒やバブルに溺れる人々の描写は秀逸。

物語はとても引き込まれる内容で、素直に先が気になった。
まとめ方がやや投げやりというか、ストンと終わった物語に変なナレーションをつけてしまったのが残念。
見て損はしない。
オープニングの水平線に佇むソフィアの画が美麗一気に掴まれた
固定の画は構図とか光と影の具合も含めて大体好き

物語的には主人の扱いに少し嚥下できない気持ちが残った

説明不足なくらいのもう少し不親切なエンディングだったらなお良し
アリシア・ヴィキャンデル目当てで観に行った。チューリップバブルの時代に愛に狂ってしまった人のお話。アリシア・ヴィキャンデルが絵画のように美しかった。
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