韓国映画「友へ チング」の12年ぶりの続編。前作のラストで刑務所に入ったジュンソクが出所し、組織に戻ってきてソンフンという若者の面倒を見る。彼は自分がかつて殺害を命じた友人ドンスの息子。複雑な運命が再び回り始めるサスペンスドラマ。
前作の初鑑賞は20年近く前で、今に至るまで続編が出ていたのを知りませんでした。昨日久しぶりに前作を鑑賞し、熱い勢いを改めて感じたので、そのまま本作へと臨むことに。
青春映画としての側面が大きかった前作に対し、今回はほぼマフィアものとしての流れ。現在の出来事と並行して、ジュンソクの父親がどうやってマフィアのボスに成り上がったのか。前作のドンスの死の真相についても描かれます。
ちょっと「ゴッドファーザー PART2」を意識した感じに見えましたね。ストーリーは悪くありませんが、時系列があっち行ったりこっち行ったりで少しややこしかったのが残念。そして全体的にも詰め込み過ぎ感もありました。
前作のジュンソクたちの友人だったサンテクとジュンホが不参加も個人的にはマイナス。でもノアールものとしての作風は流石だし、痛々しい場面もその分連発しているので、韓国バイオレンスに期待する方なら見応えあると思います。
色々言いましたが前作からの続きという形なら割と見合った内容になっていました。出来るなら前作を見た後にそのまま見た方がスッと入り込めるかもしれません。