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フェド・アップの1234のレビュー・感想・評価

フェド・アップ(2014年製作の映画)
4.0
「肥満は個人だけの問題ではない」ということをことを米国の食品会社の実態を踏まえて告発したドキュメンタリー。最後には取材に応じなかった組織や企業、人物が実名で公表されている(思わずメモ)。
アメリカの学校給食は全て民間企業に委託しており、コーラやピザ、ポテトフライが当たり前のように陳列されている。しかも、ピザとポテトフライが「野菜」として認定されているというから驚きだ。
本作では小児肥満の子供を抱える家族がダイエットに取り組む様子も取材しているが、「ダメだと思っても食べてしまう」と涙ながらに話す彼らの姿は、肥満の原因は必ずしも「自己管理能力の欠如」ではないことを物語っている。
もし、私が子供の立場だったら「ジャンクフードはダメ」「お菓子は禁止」、出てくる食事は「徹底的に管理されたオーガニック料理のみ」だったらどうだろう。食べたい盛りの時期に、そんなに抑圧されてしまっては可哀想な気もする(少なくとも私だったら耐えられない)。私としては「好きなものを食べて早死にした方がマシ!」と思ってしまうのだが、ここまで根本的なシステムが乱れきってしまっていては、そんな個人レベルの問題ではなくなってしまう。

【追記】本作を観た後、ジャンクフードが無性に食べたくなった(ピザやポテトフライが給食に出るなんて羨ましい!)。長年の習慣を断ち切るのは難しいのだと身を持って実感…。といっても、こうした事実を知っているのと知らないのとでは大きく違う。
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