黒沢節炸裂です。
あっちとこっちの、境界線がごっちゃになってみんな混乱してるけれど、どこかで折り合いをつけてる、もしくはつけようと努力してる。
0と0の間に広がる無限のパースペクティブがこの日常を保全している。
全ては無価値だからこそ尊い。
尊く生きようと一歩ずつ踏み出せる。
同じ0の地平線に、失くした人が、思い出が、記憶が待っていますか。
奇しくも「ニンゲン合格」を重ねます。
これは原作と黒沢監督との相性がとっても良かったみたいです(未読)。
「夏の庭」の湯本香樹実さんですか。
ちょっと読みたいです。