一発屋とは言わせない。
あっ、この映画はMARVELやDCみたいなヒーローものだと思って観てはいけないなと開始10秒で悟った。
本当にこんなやつがヒーローを演じていたのかと落胆するほどのダメ親父。時代に取り残されているし、父親としても失格。
そんな俳優としてのピークが去った男が奮闘し、再び表舞台へ…という感じです。
この映画、終始ふわふわとした感じで、ストーリーは私的にはしっくりきませんでした…まだまだ自分の人生経験が浅いのかなと感じます😅
それでも、ワンカットのようなカメラワークと鳴り響くドラム音に釘付け。
カメラワークは登場人物目線で物語に入り込んで観ることができる素晴らしいものだと思いました。ドラム音も何か心に迫り来るものがあって…そのなかにもコミカルな表情を持ち合わせているような…なんとも感慨深いものでした。
異色のヒーロー物語です。賛否両論ありますが、ストーリーだ 以外の要素にもこだわるような映画好きにはたまりません。