Kyasarin

きみはいい子のKyasarinのレビュー・感想・評価

きみはいい子(2014年製作の映画)
4.7
試写会 ユーロライブ渋谷にて鑑賞。
学級崩壊、虐待、認知症、障害児、ネグレクト…重いテーマなのでとっつきにくいところはあるかもしれませんが、たくさんの人に観ていただきたい素晴らしい作品です。

全編北海道小樽で撮影された映像はどこか懐かしい田舎の風景と大観覧車のある都会の風景が混ざった場所。

とにかく出てくる人演者さん皆さん素晴らしく、上手い。
尾野真千子は勿論だけど、心情の変化や起伏の変化、目の動きが上手い。高良健吾くんはシュッとして背は高いしかっこいいし、でもちゃんと新人教師っぽい、彼の心の変化も段々変化が分かる、甥っ子にあることをされた事で自分の気持ちに気付くシーンは観客も高良くんファンにはたまらないのでは(笑) 喜多道枝さんも居そうで居ない美しいおばあちゃん、頭の中をトラウマが駆け巡る様を上手く表現されてました。内田慈さん(朝ドラまれ の民族楽器歌手役 )少ししか出てないけれどインパクト強い!!彼女が発する台詞は物語の重要な鍵、原作にはないオリジナルと聞いて尚更好きな台詞になりました。富田靖子さんもとても良かった。呉美保組の高橋和也さんと池脇千鶴さん、安定の良さ。そこのみにて光輝くの時と打って変わった役どころ。なんか救われた感あります(笑)池脇さん助演女優賞ですよもう!あんなママ友近くにいて欲しい。子役達のお芝居も自然。尾野さん池脇さんの子ども役の子から障害児の役の子も、教室の生徒も!途中から高良くんがインタビューする形式のシーンはドキュメンタリー風に撮っていてそこも好きです、リアルな子どもの声が聴ける。田中拓人さんの曲もマッチしてます。

同じ地域で3つの物語が同時進行されて行き、それぞれが時間を追う事に何かに気付き、変化して行く…

呉美保監督らしい終わり方でした。
監督はムカつくキャラの人を本当にムカつく様に描く!!特にあの人ムカついた!!(笑)そしてあの人とあの人が夫婦とは!公開されて少し経ったらネタバレありの感想も書きたいと思います。

17時、が重要なお話。

会場みんなボロ泣きでした、ハンカチティッシュをお忘れなく。
因みに私は高良くんが宿題を生徒に出す中盤あたりのシーンから泣いてました(笑)

もっとたくさん伝えたいことありますが既に長くなってるのでここまでで。
本当にお勧め映画です。
公開が楽しみです!!