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マルティニークからの祈りのsarahAのレビュー・感想・評価

マルティニークからの祈り(2014年製作の映画)
3.7
マルティニークという異国の響きに惹かれて予備知識なく見たら大号泣。知らぬうちに麻薬の運び屋にされて…というありがちな国際犯罪だけど、よくある話でも韓国映画で丁寧に作るとドキュメンタリー以上に胸を打つものがあった。
日本政府も海外で全く頼りにならないけど、在仏韓国大使館も酷すぎる。
パリで逮捕され、中南米カリブの島の通訳すら見つけるのが困難な場所に収監され、徐々に精神をやられていく主人公をチョンドヨンが好演。
インターネットとTVの支援で事態は一気に好転するが、それにしても大量のコカイン密輸で、たとえ麻耶であることを知らずに運んだとしても、わずかな期間の刑で済んだのは驚き。国によっては問答無用で死刑なので。ラストシーン、在仏韓国大使館外交通商部笑わせてくれる!もう裁判終わって韓国に帰国できてるのに「嬉しいお知らせです…」イジョンウンが銭湯の女風呂で女児を一緒に連れて行ってくれる親切なアジュンマ役で10秒出てるのを発見。
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