デニロ

マイ・インターンのデニロのレビュー・感想・評価

マイ・インターン(2015年製作の映画)
3.0
ここのところ重苦しい作品ばかり観ていたので、少し気の楽な作品を観ようと選択。

夫と小さな娘を持ちながらアパレルネット販売を起業し成長企業にしたアン・ハサウェイのもとに、妻を亡くして数年が経つロバート・デ・ニーロがシニア・インターンとしてやってくる。アン・ハサウェイは株主から更なる成長のためには経営のできる人物を経営最高責任者として置く事をを提案され、自分の能力の限界を理解しつつも、世界の評価への反撥が起こりそこに葛藤が生まれる。加えてイクメンの夫がママ友と浮気をしていることを知る。気位の高い彼女は、許すほど寛容じゃないけれど、彼と別れれば彼は再婚するだろうし、娘は成長したら結婚するだろうし、わたしはひとりぽっちで墓に入るとかウダウダして笑わせてくれる。

ロバート・デ・ニーロはとても善い人の役。会社でもたちまち人気者となり、アン・ハサウェイをいろんな側面から支える。ま、社会経験の少ないマニア系の若者の心を掴むことなど、その豊富な人生経験から朝飯前だったろう。スーツを着込み、トラディショナルな男小物を持ち、泣いている女子を見ればハンカチを差し出す。

ラスト。短い間にいろいろとあったけど、夫はアン・ハサウェイに許しを請い、やり直したいと誓う。彼女は、その言葉を受け泣きじゃくりながら、こんどからハンカチを持っていてね。

バカバカしい。
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