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マイ・インターンのarchのレビュー・感想・評価

マイ・インターン(2015年製作の映画)
1.4
22の自分にとって随分と先の話、老後の再就職。
とっても魅力あるデニーロの好演と擬似親子のような関係になっていくアン・ハサウェイ。
全盛期のトム・ハンクスみたいなキャラクター像のデニーロ、可愛らしいかつ厳格さを演じきっている。ちょっと驚いたのは、鏡に対して挨拶しているシーンの表情がトラヴィスまんまだったこと。歳は経てどもトラヴィスを演じたデニーロは健在なんだとちょっと感動してしまいました。
アン・ハサウェイも「プラダを着た悪魔」を考えると中々に感慨深い。

CEOを引き入れて会社を手放すことと夫婦の幸せが天秤に乗っていることが個人的には飲み込めない。仕事と家庭の両立というテーマで少し飛躍が過ぎる気がする。
後あのラストだと何も解決していないと思った。仕事の忙しさは変わらず、夫に任せきりの状態は変わらない。それで本当に夫は浮気を再びしないといえるのか?デニーロがその場に居ればその可能性を感じ渋い顔をしていたはずだ。
デニーロが最後太極拳しているシーンで終わらせるのも謎すぎる。最後が本当に酷い作品だ。
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