このレビューはネタバレを含みます
ゾンビになった彼女が生前と同じような関係を迫ってくる映画。死んだと思った存在が生き返って最初は喜ぶけど…という展開はペットセメタリーを思い出した。
この映画のゾンビは狂暴化するもののそこまで積極的に人を襲わない。
そして知性も記憶も残っている…というのが逆にタチが悪い。
人間としてギリギリ扱えるボーダー上の存在みたいになってる期間が長くて、それゆえにゾンビの家族や恋人が苦しむ。
メインは主人公ザックと元カノベスの関係なんだけど、ゾンビ化したザックのお爺ちゃんとかも出てくる。
要介護老人的なのがモチーフなのかなと思うとちょっと重いテーマ性も感じた。
「いい思い出だけを残すべきだ」という序盤のザックのセリフに同意。
残していく側、残された側双方の辛さを描きつつゾンビで中和(?)したような映画でした。