moto

友だちの恋人のmotoのレビュー・感想・評価

友だちの恋人(1987年製作の映画)
4.3
主人公ブランシュは知的であるんだけれども「心理ゲーム」をすることに全く長けていないことがすごくわかりやすい。知的であるが故に、それが不毛で、不誠実なんじゃないか、とわかってしまうんだろうな〜。賢いが故に自分の願望、友人との関係(その先にあるだろう、気まずさ、とかとか)の全てのバランスを取ろうとするが故にがんじがらめになってしまい「変」になってしまうぎこちなさを何度も見せられた。恋愛における(他人との)心理ゲームどうこうよりも、知らず知らずに自分自身と変な駆け引きをしてしまっているのに対して、レアは基本的に率直にわかりやすく行動に移す。実際に、彼女も彼女で賢い。僕はブランシュの不器用さに親近感を覚えるんだけれども(笑)

あと、服、もの、建物のフレームの色使いと配置の仕方がほんとにうまくてうま〜!って唸りっぱなしの2回目の鑑賞。
moto

moto