Maoryu002

ニューヨークの巴里夫のMaoryu002のレビュー・感想・評価

ニューヨークの巴里夫(2013年製作の映画)
3.2
40歳のグザヴィエ(ロマン・デュリス)は作家として成功していたが、妻ウェンディ(ケリー・ライリー)が子供を連れてニューヨークに引っ越してしまい、それを追う。そこで様々な人と出会い、かつての恋人マルティーヌ(オドレイ・トトゥ)とも再会する。

不覚にも三部作のシリーズの最終作を観てしまった。
それぞれのキャラや人間関係が分からないなりに、けっこう面白かった。
こんな複雑な人間関係あり?って思うけど、なぜかニューヨークだと馴染んじゃう。

なんと言ってもロマン・デュリスのダメ男ぶりがいい。
「タイピスト!」とか「ゲティ家の身代金」とか、暗めの役が似合うけど、けっこう無計画で、とぼけてて、優柔不断なんだけど、そんな自分を隠さずに生きてるところがいいし、なんだかんだで優しい。

映像的にも、雑誌から人が飛び出したり、ショーペン・ハウエルに語らせたりと、笑えるところが多かった。

ただ、身勝手な大人たちに振り回される子供たちがかわいそうだったなー。
そりゃ愛し合った証だろうけど、彼らからしたら、愛し続け、愛してくれる両親がいるのが一番でしょ。

そして、やっぱりオドレイ・トトゥは可愛い。
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