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エクソダス:神と王のairiのネタバレレビュー・内容・結末

エクソダス:神と王(2014年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

これは…今のパレスチナ問題を想起させられた。奪われて虐げられて、脱却を図るために戦って、たくさんの人が死んで、解放されても行き着くところがなくて放浪して、そして次はモーゼも言っていたように侵略者となって人の土地を奪う?数で。武力で。
モーゼが老人になるまでずっと放浪してるのも終わりのない旅が現代まで続いてるのかなと彷彿した。現実の世界と重なりすぎてなんかしんどかったな。
ラムセスのパッとしない感がすごい。悪役にも振り切らず、モーゼを兄弟と呼んだり殺せと命じたり。1人で会いにきたモーゼを帰すのにやっぱ殺そう!となったり。まぁ根から悪い人間じゃなく、兄弟のようなモーゼをほんとうは殺したくないけどエジプト王としての建前もあるしーって感じか?エジプト王なのに尊大さに欠ける。
あとでネットで十戒を見たが、殺人しちゃいけないってモーゼが言う?と思ったし、なにより「主が唯一の神」って、使者の男の子も「ファラオが唯一神だと思ってて傲慢だ」って怒っててファラオの存在認めてない?と思った。『モーゼが思ったことを記す』から、モーゼは他の神を信じてないから、かな。自分は殺したけど他の人は殺してほしくないから、か?ふーむ。
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