不死鳥の川

しあわせはどこにあるの不死鳥の川のレビュー・感想・評価

しあわせはどこにある(2014年製作の映画)
3.8
精神科医として多忙な毎日の中で自身の恋愛にも行き詰まった男が、幸せとは何たるかを探す旅で多くの人と出会い結論を導き出していくドラマ映画。

2022年223本目。

主演がサイモン・ペッグということもあり、全体的に良くも悪くもライトなタッチで描かれており、かなり爽やかさがありました。旅の途中で出会うクセの強い人たちとの奇妙な絆が滑稽でありながら大袈裟に言うと人生の醍醐味を感じさせるものばかりで、素敵でした。

もう始まる前から着地点は見えているようなものではあるのですが、それでもラストの展開には感動しました。ただ『ゴーン・ガール』出演後のロザムンド・パイクのキャスティングは、そこで確立された彼女のステレオタイプや役柄からするとちょっと違和感がありました。

兎にも角にも、ロードムービー的な側面もありつつ、何かに行き詰まっている時に観ると大局的な視点を持てそうな、爽やかな映画でした。
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