かつてフランス人大道芸人の男がワールドトレードセンターのツインタワービルにロープを掛け、綱渡りをするという夢を実現させた。
IMAX3Dで鑑賞。
アメリカで公開された時、高所恐怖症の観客が吐いてしまったという曰く付きの作品。高所恐怖症の私が見るとどうなるか………。
はい、泣きました。怖すぎて泣きました。ロープの上で行ったり来たりする彼には怒りさえ覚えるほど、早く終われ!こんな奴落ちてしまえ!と思ってしまいましたが(笑)それと同じくらいの感情で彼の偉大さを感じました。なんて奴なんだ。最高にクレイジーだけど、こんなこと出来る奴は他にはいない。ロープの上にまるで板が貼ってるあるよう。空中というおっきな舞台でパントマイムを見ている気分でした。
作品としての魅せ方、演出の仕方もおもしろく、共犯者たちも魅力的。
そして主演のジョセフゴードンレイヴィット。顔変えた?と思うほどの血色の悪さと平面顔、そして発音の訛り。彼の役作りが光ります。