レオ

ザ・ウォークのレオのレビュー・感想・評価

ザ・ウォーク(2015年製作の映画)
3.4
当時世界一高かったビル、ワールド・トレード・センターにて大道芸人がゲリラ綱渡りをするお話 base on 実話。
高所恐怖症の私としてはただただ狂気の沙汰。
綱渡り、ということで派手なパフォーマンスを期待していたら、本人役がストーリーテラーとして過去を語りながら進行するドキュメンタリーテイストでした。
でも、ゲリラということで無許可でビルに忍び込んだりワイヤーを張ったりする為に計画を進めていく所は、ノリのいい音楽と雰囲気ケイパーな展開で軽快です。
綿密な計画を立て、いざ作戦が動き出すと全く予定通りに行かないし挙げ句に仲間が裏切るなんて可哀想過ぎる。
しかも一張羅が飛んでっちゃうなんてパフォーマーとしてはテンサゲ。
こんなメンタルで綱渡りしなきゃならない主人公の辛さよ…。

クライマックスの綱渡りが始まると、神聖な空気と、地上を見下ろす映像で『スン…』としてしまう…。
綱の上から見る地上は家庭用サイズのTVでも震えるものがあったので3Dで観たらもっと怖いかも。


映画なので楽しんで観させてもらったけど、例えば都庁の二つの建物の間を綱渡りしている輩がいる!なんてニュースで観たら迷惑だろうなと思うんだろうなぁ。
それともやはり都庁永久入場パスポートをあげるのだろうか…。
レオ

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