100歳になるアランじーちゃんが、ひょーんな事から老人ホームを抜け出し、ひょーんな事から大金をゲットし、その持ち主であるギャング達から逃げまわるお話。
「人生はクローズアップで見れば悲劇、ロングショットで見れば喜劇」というかの有名なチャーリー・チャップリンの名言がある。
アランじーちゃん自身が歩んで来た道はどれもありえないぐらい、不思議な縁で繋がった華麗なる人生だ。
仕事したり友人と飲んだりと、どなたでも体験している、どこにでもあるような日常のようにしれっと語ってはいるけれど、その出来事をよくよく見ると仕事内容や飲む相手、シチュエーションが結構ハードな出来事になっている。
もし一歩でも間違ったら、命を落とすか、ただの飲んだくれの残念なおっさんになっていたかもしれない。
でも、どんな人生を歩んだにせよ、このアランじーちゃんにとっては、なんてことはないんだろうけど。
まさに、「考え過ぎるな、人生なるようになる」というアランじーちゃんのお母さんの言う通り、何が起きようとも人生万事塞翁が馬のごとく、悩んでも仕方ないのかもしれない。