若くして夭折したジミヘンことジミ・ヘンドリクスの伝記映画。
映画はすでにジミヘンがその才能を開花させているところから始まり、プロとしてデビューのきっかけを掴んでいく。
そのきっかけとなるのがキース・リチャーズの元恋人というのも劇的だ。
そのジミヘンだが実はエリック・クラプトンとバンドを組んでいたという事実は知らなかった。
意識していたのはジミヘンの方であり、セッションのためのチューニングでクラプトンはギターの才能に惚れ込む。
最初アンドレ・ベンジャミンがジミヘンというのはまったく想像がつかなかったが、意外とこれがハマっている。
本人はヒップホップのジャンルだが、ギターテクはお手の物といったところ。
ただし話的にどこがクライマックスなのかもわからないし、イギリス時代のことだけで、ジミヘンのハイライトであるアメリカ時代のことは一切触れない構成。
知ってるからという理由でカットするのは初心者には辛いし、ジミヘンの片鱗に近寄る前に終わった感じだ。