ぬーこ

くちびるに歌をのぬーこのレビュー・感想・評価

くちびるに歌を(2015年製作の映画)
4.0
原作 中田永一(乙一)
監督 三木孝浩
舞台 長崎・五島列島・福江島

わたしの住む町は長崎の五島列島の小さな島。産休の先生の代わりに音大出のピアニストと噂される柏木ユリ(新垣結衣)がやってきた。

挫折したガッキーの再生と生徒の成長やトラウマ克服を描く
思ったよりみんな手紙書いてなかった笑
恒松祐里と歌の上手い男の子が捉える自分の生の意味がまさに青春だった

離島の生徒がアンジェラアキの拝啓15歳の手紙を歌う
ピアノコンサートのガッキーの鎖骨、ドキッとする。

生徒のナズナ役、恒松祐里か!めちゃ若い!まだ少女。でも、演技も声も出来上がってる

真面目に練習しない男子、ナズナの父のことで喧嘩、でもすぐに改心。
男子嫌っていたナズナも男子と仲良くなる
フィクションだけれども中高生のこんな素直さっていいな

ツッコミどころとしては、幼馴染の木村文乃、恋人亡くしたユリの事情知ってたのに配慮無さすぎ笑。

わたしお父さんに2回捨てられたとです。と言って、出発の合図、ドの音を2回鳴らし走り出すナズナ。
→15年前に書いた手紙が頭の中で流れる「あなたのピアノで誰を幸せにしていますか?」
→ナズナの為にもう一度ピアノを弾く


○綺麗な構成
1/4 自閉症の兄を抱える男の子の解決
1/3 合唱部の皆んながまとまる、何となくユリをナズナが受け入れる
13〜2/3 ユリがピアノを弾かない話
2/3〜3/3 合唱コンクール(木村文乃の病状が悪化)
エリはピアノコンサートのトラウマ、ナズナは母の面影と重ねていたユリ

問題が解決したら、新たな問題が立っていく。
最後の母のセリフを暗記していた話も、前半の兄が迷子になったとこが伏線


○セリフ
ただ好きっちょだけじゃダメかですか?

2021.96
ぬーこ

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