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くちびるに歌をのRiisa24のレビュー・感想・評価

くちびるに歌を(2015年製作の映画)
2.9
過去を引きずる元ピアノ奏者が、長崎の島にやってきて中学生の臨時合唱部顧問をする話。
「逃げてたら誰も救えないし、誰も救ってくれない。」
このセリフが好きです。

ちいさな世界の中で一生懸命生きる姿に昔の自分を重ねたり、大人の方の目線から微笑ましく思ったりできる映画だった。

特に中学生の子たちの演技が本当に等身大のものでスッと入ってくる。
ガッキーの弾き慣れてないピアノ手つきも可愛かった。

ただ、三木監督の作品が肌に合わないのか、《ここで感情のボルテージ上げてくださいアピール》が鬱陶しく感じた。
話が進むにつれて演出が大袈裟になっていき白ける。
男子学生が家までチャリ押してなずなちゃん送ってくシーンは良かったのにな〜。
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