鹿苑寺と慈照寺

パージ:アナーキーの鹿苑寺と慈照寺のレビュー・感想・評価

パージ:アナーキー(2014年製作の映画)
3.9
前作は家の中という閉鎖空間での攻防だったけど、本作は逃げ遅れた人たちと協力しながら生き延びるというのがテーマ。
前作より面白かったな。僕は好き。

前作はあまりにも主人公が豪語する防犯設備があっけなく破られてしまうところがあまりにもお粗末だったので、世界観を広げて、本作は街が舞台になっているのでその辺も気にならなくった。

本作は復讐を誓う警官・レオが主人公。レオは復讐のためにパージに繰り出すわけだけれど、元々の正義感と性格から逃げ遅れた4人を助けてしまう。こういう主人公設定が好きだったからめちゃくちゃ良かった。そして、とにかく身のこなしが良くて強い。かっこいい。

そして、ラストの展開もめちゃくちゃ良かった。「今度は私たちが彼に恩を返す番よ」とばかりに必死になって負傷したレオを助ける親子も良かったなあ。ベタな展開だけど好き。

前作のときは家の中での攻防だったから気にならなかったことが1つ。
市民の皆さんはパージ開始のギリギリまで外を出歩きすぎではないですかね?笑
用心が足りないよ、まったく。案の定、パージ推進派の連中によって車が故障させられるし。早く家に帰れよ。なんならその日はずっと家にいろよと思いましたね。もちろん家にいても安全ではないんですけどね。

今回も思ったのが、このパージ法って家にこもってる人は対象外にしないとダメですよね。家の窓を破って入ってくるとか迷惑すぎです。パージをやりたい人はお外でやりたい人たちとパージしてください。

全体的に面白かったですね。前作と違って主人公サイドの登場人物たちにイライラすることもなかったし。

以下は個人的メモ
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・なんでそんなにパージ開始ギリギリの時間に出かけるかな。車が故障してるし。笑

・また隣人か。やっぱり隣人はろくなもんじゃねえ。

・身のこなしがかっこいい。警官だからか。

・トラックのオッサンがマジで怖い。

#せっかく助けたくれたのに「ここに置き去りにするなんて酷い!見殺しにするの!?」なんて言わないでよ。笑
1回助けたろうが。笑

・エヴァの友達はえらく呑気だな。よく見知らぬ他人を家に入れるよな。笑

・この金持ち成金どもはが1番クソだな。悪趣味極まりない。
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