アガサ

パージ:アナーキーのアガサのネタバレレビュー・内容・結末

パージ:アナーキー(2014年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

イーサン・ホークがひたすら酷い目に遭う『パージ』一作目に引き続き、第二弾はグリロさんがひたすら酷い目に。
しかも、ワンマンパパだったイーサン・ホークとは違い、グリロさんは別件で出掛けている途中、たまたま見かけた親子を見捨てられず助けてあげたことから雪だるま式に足手まといが増えてゆく完全巻き込まれ型。
グリロさんの人柄の良さをいいことに、「一回助けてくれたのに見捨てるのか⁈」「こんな所に置き去りにする気か⁈」とさらなるフォローアップを要求する被パージ側の人々。
しかも、グリロさんが頼んだ車は用意できる目処も用意する気もゼロ。
そのことを隠したままグリロさんに水先案内人とボディガードを兼任させる厚かましさ。
つよい!心がつよい!!!

守らせる割にはグリロさんの言うことは聞かないし、どこから目線なんだっていう説教かますし、銃持たせてもキャーキャー言うだけで戦力にならないし、非協力的にも程がある。
なんど「こいつらもう捨てて行ったほうがいいんじゃねえか」と思ったかわからない。
あんた人が良すぎるよグリロさん……底抜けのお人好しだよ…
ラストでグリロさんの心が救われるくだりがあり、なんとなく親子の存在がありがたいみたいな空気に持っていこうとしてる意志を感じるけど、グリロさんが救われたのあのお父さんとの決着のつけ方があったからだから。
グリロさんの善行が導いた結末だから。

しかしあれだな、こんなに「私が!私に!」という要求や主張がハッキリしている国、そういうのが苦手なわたしには絶対暮らして行けそうにないな。彼氏はすぐ屋根から忍び込んでくるしよ…… 治安どうなっとんねん…
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