ざきおか

パージ:アナーキーのざきおかのレビュー・感想・評価

パージ:アナーキー(2014年製作の映画)
3.5
前作を観たから今回も友達と観に行ったけど、やっぱり怖かったー( ノД`)…

今回は前作の不満点の一つだった、わざわざ国全体で施行される法律の話なのに、一つの家の中でしか物語が描かれないという舞台の狭さを払拭し、街全体を舞台にしたのは良かった。よりパージという法律の異様さや状況が描けてたんじゃないのかな。
また家族という強固なコミュニティではなく、男女のグループというより繋がりの薄い人達を主人公に据えることで、異常で危険な環境に置かれた人間の本心や心理をよりリアルに生々しく描写できてたんじゃないかな。その点も個人的には良かった。

不満があるとすれば、前作と同じくやっぱり設定を主張に今一つ組み込めてないことかな。舞台が広くなったことで前作よりは社会的メッセージなんかを含んだより厚みのある内容になってると思うんだけど、今回男女のグループを主人公にしたことで、より凡百のスリル映画みたいにもなってしまっていて、その厚みを出しきれてないように感じられたんだよね。その点は個人的には少し残念かなぁ。高望みかもしれないけどね。

というわけで、暑い夏休みに友達と冷やか~な気分になりながら観るにはピッタリの映画!
今度友達とレンタルしてまた観よ~♪(*^^*)
ざきおか

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